薬剤師パパのつぶやき

アラサー薬剤師。1児の父。家作りに奮闘中

医療従事者はボランティアではない

こんばんは。もうすぐ8月も終わりですね。

あっという間に9月、、、あと4か月で今年も終わると思うと、はやすぎて驚きです。

 

今日は少し仕事に関することの愚痴を書きます。

同業の方は、共感していただけることがあるかもしれません。(あったらうれしい)

 

医療従事者はボランティアではない

私は薬剤師をしています。医療に携わる身として思うこと、私たちはボランティアではないんです。

医療を仕事にしていますから、病気の方、困っている方にはもちろんお手伝いできることはさせていただきます。それが仕事のやりがいですし、使命だと思っています。

しかし、中にはその気持ちをいいように使う(言葉が悪いかもしれません)方がいるんですよね。それがなんとも、むかついてしまうわけです。

 

「腰が痛いから、立てないの」。わかります。腰が痛くて立てないのであれば、待合の椅子までうかがって、お薬の説明をします。

ですが、「腰が痛くて、立てないの。たばこ買ってきてもらえる?」

これは意味が分かりません。我々はボランティアでもないし、あなたのパシリでもありません。病気の治療の助けになるよう仕事をしていますが、あなたのたばこを買うために仕事をしているわけではないです。

 

医療にだけ該当することではないと思います。みなさんの仕事でも、「は?」と思ってしまうようなお客さんや取引相手がいることでしょう。

むかつきますよね。人のことをなんだと思っているんでしょうか。

 

今日も仕事で、なんだこいつって思った人がいました。

 

コロナの無料検査を希望してきた男性

私の働く地域では現在、コロナ感染に対する不安がある方を対象に無料の抗原検査を実施しています。

条件としては

・県内在住である(在住を証明できる書類が必要)

・無症状である

この2点です。これを満たすことができれば無料でコロナの抗原検査を受けることができます。

今日検査を希望してきた方なのですが、県内在住を証明できる書類(免許証や公共料金の支払伝票など)の提示をお願いしたところ、「持っていない」と。

これでは無料検査の対象者には該当しません。私たちは県から補助金をもらって事業をしていますし、検査費用はすべて県が持ちます。なので条件に該当しない人には無料で検査をすることができません。

という旨をお答えしたのですが、「実際にここに住んでいるし、単身赴任できている。妻と子供と離れて暮らしているのに、なんでそんなことを言うんだ」と。

住所の証明ができない限り、無料で検査することはできませんので、有料で検査をするか、もしくは検査キットを購入していただく代替案を提示しました。しかし、納得はしていない様子で、なんとか無料で検査する方法はないのか?という始末。

だから、住所が証明できないと無料で受けられないって何度言ったらわかるの。ほんとに。

 

何度も同じ問答を繰り返した結果、最終的には県に聞くからいい、と言い帰っていきました。県に聞いても結局は同じだと思うんですけどね。。。

 

検査事業もボランティアではないんです。県も補助金を出してくれていますが、それは私たちの税金なわけです。

それを、無料に該当しないけどいっか、で安易に検査することなんてできません。そんなことしたら、みなさんも怒りませんか?税金の無駄遣いだと。

 

話がずれてきちゃいました。

なにが言いたいかというと、医療は接客業と同じ。話が伝わらない患者さん、お客さんも多くて大変です。ということでした。

少数ですけどね。ほんと。たまーにいるな、という話でした。愚痴終わり。